オラヴィンリンナ550周年 - 記念コンサート

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オラヴィンリンナの記念コンサートでは、夏の夕べが感謝と活力に満ちています。世界最北の中世の城は、戦争と平和の中で歴史と文化の舞台となってきました。国境地域で過ごした550年は、その城を宝物へと変えました。大いなる祝賀の時です。

コンサートでは、アウリス・サリンナの感動的で美しいクロニクル Linna vedessä(水の中の城)が、詩人ラッシ・ヌンミのテキストに基づいて演奏されるほか、完全に新しい作品も発表されます。現在最も話題のフィンランドの作曲家アンッティ・アウヴィネンが、コンサートで初演される城のための作品を作曲します。

オラヴィンリンナは、両方の作曲家のキャリアに影響を与えました。50年前、城の500周年がアウリス・サリンナの Ratsumies(騎士)の初演によって転機を迎えました。これがフィンランドオペラの新時代の始まりとなりました。

 

1980年代初頭、若い学生がオラヴィンリンナで 魔笛 を見ました。「それは非常に大きな影響を与えました」とアンッティ・アウヴィネン(1974年生まれ)は言いました。オペラへの情熱が生まれ、それとともにオペラフェスティバルの観客としての数十年の夏の伝統が始まりました。アウヴィネンはフィンランドの音楽シーンに衝撃的に登場しました。彼の音楽は爆発的なエネルギーと驚きの要素を特徴としています。2016年、彼の革新的なデビューオペラ Autuus(幸福)は名高いテオスト賞を受賞しました。

2025年の夏に、円が閉じます:オラヴィンリンナ、フィンランド音楽の未来 – そしてアウリス・サリンナの90歳の誕生日をソリストと室内楽オーケストラとともに祝います。

プログラムとキャスト

指揮者:エルッキ・ラソンパロ

サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル・オーケストラ

 

ソリストは後ほど発表されます。

 

プログラム

アウリス・サリンナ:アンッティ・アウヴィネン

Linna vedessä(湖の中の城):新作の初演

オラヴィ城

サヴォンリンナ・オペラ・フェスティバル(フィンランド語: Savonlinnan oopperajuhlat)は、フィンランドのサヴォンリンナで毎年夏に行われている国際的なオペラ音楽祭。

会場は1475年に建てられた湖上の要塞、オラヴィ城。オラヴィ城は「聖オラフの城」という意味。現存する石造りの城としてはもっとも北方にある。

 

オラヴィ城という軍事的拠点で初めてオペラが上演されたのは、フィンランド独立を遡ること5年前の1912年である。既にヨーロッパ・ツアーを行うなど名声を得ていたフィンランドのソプラノ歌手アイノ・アクテは熱心な愛国者だったこともあり、1907年より風光明媚なこの城をオペラ会場として目をつけていた。

こうしてアクテの指揮の下で始まったオペラ祭は以後5年間に渡って毎年夏に開催される。この間に上演されたのは、5回中4回がフィンランド人による作曲のオペラというものであった。しかし1917年以後は第一次世界大戦やフィンランド独立、翌年のフィンランド内戦などの混乱で中止となる。

その後歌唱の講習会が行われるようになって国際的なオペラ公演の必要性が主張されるようになり、1967年になってから再び開催されるようになった。この時はベートーヴェンのフィデリオが上演された。

再開後は新作オペラの初演も行われ、アウリス・サッリネンの」騎手」「王はフランスへ行く」「宮殿」、パーヴォ・ヘイニネンの「ナイフ」、エイノユハニ・ラウタヴァーラの「アレクシス・キヴィ」、カレヴィ・アホとオッリ・コルテカンガスの共作「時と夢」の6作品が上演されている。

現在では開催が1か月に及ぶ一大イベントに成長している。毎年の総動員数は6万人に達し、そのうち4分の1は外国からの観光客と見られている。

 

 

オラヴィ城への交通手段

 

オペラやコンサート会場へはサヴォンリーナ市内のいくつかのホテルより送迎バス(有料)をご利用いただけます。

 

バスルート/時刻表
 
18時00分:Malakias Summer Hotel (Hernemäki)

18時10分:Tott Hotel

18時15分:Seurahuone Hotel

18時20分:Spa Hotel Casino und Vuorilinna

18時25分:Pietari Kylliäinen Hotels

18時30分:Burg Olavinlinna, Linnankatu Altestelle.

 

公演終了後15分後より、オラヴィ城付近のバス停よりホテル行きのバスが出発します。

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